転職して収入が減少、ローン返済が子の学費と重なります

このような中、お子様が大学の進学先を検討する時期になり、学費と住宅ローン返済が重なることが大きな心配となったため今回のご相談となりました。
また世帯主様が2年後に60歳となることも不安要素の一つでした。
マンションにお住まいのため管理費・修繕積立金・駐車場代は削減できませんが、それ以外の生活固定費を減らすことでどの程度家計収支と貯蓄額が変化するか、キャッシュフロー表で試算して確認。そうしたところ、お子様の大学在学期間中は預貯金残高はプラスを維持しますが年間収支が大きくマイナスとなり、また世帯主様65歳の退職後に収入が大きく減少するため、貯蓄も大きく減少していくことがわかりました。
主なご提案としては、
①老齢年金の繰上げ受給・・65歳受給よりも将来に向け生活がより安定することがシミュレーションでわかりました。
②学費を奨学金などで対応・・老後資金を確保するため、できるだけ手元の預貯金を減らさないようにするご提案。収支・預貯金に余裕があればお子様の返済に協力していきます。
③住宅ローンを数年後にリ・バース60に借換・・借換することでローンの毎月返済負担を減らすことが可能。
③については、まだローン残高が多い現状で借換えするとメリットが小さいため、数年後に検討。また世帯主様に生命保険が十分かけられていましたので、世帯主様の万が一のときには保険金で完済が可能であることから、住居を売却しなくとも大丈夫という想定です。
ご夫婦には現状の確認や家計の立て直し方法などにご理解・ご納得いただき、「夫婦でこれからの心構えができた」と感謝のお言葉をいただきました。